盾環境が落ち着き、弓編成が台頭するようになってきたサーバーも多くなってきましたが、その中でも「麒麟弓」の戦報を目にすることも多いのではないでしょうか。
麒麟弓という編成は誰かに勝つために特化した編成ではなく、汎用的に運用し誰にでもそれなりの勝ちや損害を見込めるといった編成になります。
そんな麒麟弓のテンプレ3編成について今回は徹底解説をしていきたいと思います。
※今回の解説において麒麟弓は汎用的に運用できる部隊であるので、当ててはいけない部隊を書いておりますが決して弱い部隊ではありません。ご留意ください。
テンプレ紹介
麒麟弓には主に諸葛亮に持たせる戦法によってコンセプトが大きく異なる編成です。なので今回はその幾つかのパターンを紹介、解説していきます。
暫避其鋒型
姜維 暫避其鋒 昏迷乱擾
龐統 太平道法 刮目相待
諸葛亮 竭力佐謀 刮骨療毒
張譲の追加により竭力佐謀を編成に加えその耐久性が大きく向上したことで近頃この型がよく見られるようになりました。
八門金鎖型
姜維 昏迷乱擾 杯中蛇影
龐統 太平道法 刮目相待
諸葛亮 八門金鎖 刮骨療毒 or籠城自守
姜維がpkシーズンに追加されてから組まれるようになった竭力佐謀追加前のテンプレ麒麟です。
この編成は共存性に富み、また、火力要素も暫避其鋒型と何も変わらないためこちらの型を採用している人を多く見かけます。
慰撫軍民型
姜維 昏迷乱擾 杯中蛇影
龐統 太平道法 刮目相待
諸葛亮 慰撫軍民 草船借葥
諸葛亮の高い統率を活かし、統率に極振りして慰撫草船を持たせた麒麟弓です。
3つの型の中で最も硬い代わりに最も火力が出ない編成です。
(主観ではありますが暫避其鋒、刮骨療毒を別編成で使い、それでも麒麟弓が組みたい人の最終手段のようなイメージを戦場で見かけます)
麒麟弓の各テンプレ編成について
暫避其鋒型
暫避其鋒型は龐統に「援護」を持たせ、暫避其鋒+援護+刮目相待+刮骨療毒で序盤に圧力をかける速攻型に麒麟弓の中で比較的強みを持たせた編成です。
また竭力佐謀+刮骨療毒のコンボで回復力は十分に担保されており、戦闘次第では一戦で7〜8000ほど回復するのも珍しくはないでしょう。
ただし、この編成は暫避其鋒+援護で龐統に被ダメージを集め、最大効率で負傷兵を刮骨療毒で回復するというコンセプトであり、龐統の耐久は存分にあるのですが、暫避其鋒による兵刃ダメカットの対象外である姜維と諸葛亮には何も耐久アップが施されていないため、範囲攻撃持ちの速攻型に兵刃ダメカット外の武将を殴られ回復する前にあっさり敗北するケースがよくあります。
(特に周泰、一騎当千、千軍一掃が絡む速攻編成にはよく負けているイメージです。ex:呂布郭嘉周泰、孫尚香騎馬、淵騎馬、虎臣弓)
八門金鎖型
八門金鎖型の強みは姜維固有と姜維に持たせている「昏迷乱擾」を「先行」効果で1ターン目にほとんどの確率で上から叩き込むことができ、大きな属性値の差をつけ序盤から有利に展開を動かしていこうという編成です。
また八門金鎖の強みはsp朱儁の固有よりも確実に先に発動し彼の固有による逃亡ダメージを抑えられる点も挙げられます。
そして相手二人に与ダメージ45〜60%減効果を付与するので龐統固有発動の試行回数を稼ぎ誰に対してもそれなりの活躍を見込める点が挙げられます。(雑に投げたい、部隊を選んで当てることが面倒だ、という人にはおすすめです)
ただしこの編成の弱みは「会心」攻撃に特に弱い点と中盤までに火力のボリュームゾーンがある編成と戦うと回復が間に合わないため負けてしまう点です。
会心について詳しい仕様は省きますが、とりあえずめっちゃ痛いし八門金鎖と相性が悪いと思ってもらえればいいです。
また、主な回復戦法が刮骨療毒 or籠城自守のため暫避其鋒型より刮骨療毒は狙った相手を回復できる機会が少なく(それに比例して回復量も減る)、籠城自守は回復頻度、回復量は多くても後半にかけてその恩恵が大きくなるので暫避其鋒型よりも速攻型に弱いと言えます。
これは籠城自守限定ですが、相手からの弱体状態(属性ダウン、制御含む)を自力解除できる機会が全くないので、その点においては刮骨療毒より劣っていると言えます
(ex:張角沮授左慈の盾編成は不利、ちゃんと速度振りを行っているsp群弓にも有利を取れるとは言えないでしょう)
慰撫草船型
慰撫草船型の強みは慰撫軍民による圧倒的な硬さを自軍に提供し、この編成の火力のボリュームゾーンである中盤に最も安定した兵力で迎えることができる点と草船借葥による制御編成に対する耐性の2点が挙げられます。
(この編成に限らず慰撫草船を編成に加える目的は上記2つに期待しているからです)
逆にこの編成の弱みは中盤を乗り越えた後の最終盤に脆さがあることです。なぜなら慰撫草船型における回復戦法は杯中蛇影、慰撫軍民、草船借葥であり、最も回復量の期待値が高い草船借葥も相手始動+応急の抽選によるものなので不安定と形容するほかありません。
特に大尉盾などは神算鬼謀で8ターン目にガッツリ削ってくるので誰かが落とされる可能性を孕んだまま次の戦闘を迎える可能性があるのがこの編成と言えるでしょう。
麒麟弓編成 3種類のテンプレ総括
暫避其鋒型
最序盤を暫避援護で凌ぎ効率よく回復。範囲攻撃や、百騎劫営などの戦法を持つ編成に弱い。
八門金鎖型
バランス型な麒麟弓の中でも特にバランス重視の編成で、誰に当ててもそれなりの活躍を収める。共存性に富むがその分強度も一番低い。会心に弱く暫避型より回復量が少ない。
慰撫草船型
最も耐久力、制御体制に優れ序盤を安定して中盤に繋げられる。しかし後半の耐久力には難があり、連戦よりもタイマン向けの性能。
3編成の不利編成をざっくり解説
速攻型
主将抜きや範囲攻撃
桃園盾系列
制御(砕心、虚弱、回復無効)を解除しきれず思うように火力が出せないから+兵種不利
虎臣弓(全般)
会心+範囲攻撃
私が考察する最適の麒麟弓
麒麟弓は龐統の火力7割、姜維の火力3割で成り立っている編成のため龐統の固有をなるべく発動させることが大事であり、「龐統が動ける」ことが必要不可欠です。
(=姜維も落ちないこと)
よって即落ちさせないために被ダメ減戦法と回復戦法(ここでの定義は刮骨療毒、籠城自守)を用いるべきです。
以上を踏まえて私が提案する編成は
姜維 昏迷乱擾 八門金鎖
(蛮勇飛勇 文韜 執鋭)
龐統 太平道法 刮目相待
(後発先至 鬼謀 将威)
諸葛亮 竭力佐謀 刮骨療毒
(傷兵支援 掩虚 励軍)
を推奨します。
最適の麒麟弓を考えた理由
姜維…姜維固有は知力依存であり、相手との知力差を用いる(はず、表記が曖昧であまりよくわかっていません。申し訳ないです。)ので知力を底上げさせる戦法の存在は必要です。
また、固有と昏迷乱擾を上から押し付け属性差をつけることで相手の与ダメ減+自軍の与ダメ増に繋がるので、なるべく早くに行動したいのですが、そのために中速程度の速度にポイントを振って火力を削いでしまうのは速い相手にも遅い相手にももったいないことをしているので、先行で無理やり上を取ってしまうのが良いと考えます。
また、暫避其鋒のように偏った耐久力にならず部隊全体を保護できるので「先行」「被ダメ減」を唯一併せ持つ八門金鎖が適任だと考えました。(兵法書の先制は蛮勇飛勇、文韜が採用できないことが最悪なので除外しています。)
龐統…ダメージを出せるから
諸葛亮…龐統のダメージを出すためには中盤〜後半まで兵を残し、編成としても多くの編成を相手取れるので負傷兵を効率よく回復するために竭力佐謀刮骨療毒を用いたいです。
また、龐統の弱体状態を上から解除して動かしたいので速度順は必ず諸葛亮>龐統です。
麒麟弓における必須要素
麒麟弓における必須要素は
- 被ダメ減戦法
- 回復戦法
- 太平道法
- 姜維の知力を底上げできる戦法
の4種であり、以下に記します。
1…八門金鎖、慰撫軍民、暫避其鋒あたりから選択
2…籠城自守、刮骨療毒
(竭力佐謀と組み合わせる場合のみ座守孤城可)
3…代替なし
4…昏迷乱擾or文武両道
(文武両道の場合は杯中蛇影ではなく火熾原燎採用)
ただしここで列挙している戦法はテンプレ編成の1枠をここにある代替に置き換えるなら強度はそれなりに保てるだけであり、全て代替戦法になってしまうなら組まない方が良いでしょう。
龐統における刮目相待と無當飛軍の選択
このトピックは前提として龐統の凸数がアニメ込み4凸以上の人のみの前提であることを踏まえてもらいたいです。
このゲームのダメージ計算は属性値にかかる割合が大きいため、低凸の人は刮目相待による知力バフに頼らなければ火力不足になる可能性を孕んでいるからです。
高凸の人は
・麒麟弓を一軍に据え、回避を持つ龐統で圧倒的火力を押し付けたい
・社稷弓や大尉盾を組む上で刮目相待を使いたいので無當飛軍を使う
と、いった2択なら個人の判断によって変わるでしょう。ただ、この2編成以外なら刮目相待は龐統に使う方が有用です。